Y U R A G I
YURAGI AUDIO
耳をすます
YURAGI AUDIO
揺 ら ぎ
聴くことは、還ること。

完璧に整えられた静けさではなく、
揺れているからこそ美しい音を。

Philosophy

自然は、ひとつとして
同じ波をつくらない。

蝋燭の炎、川のせせらぎ、木漏れ日、そして人の鼓動。わたしたちが心地よいと感じるものには、規則と不規則のあいだを漂う、微かな揺れがあります。それは「1/fゆらぎ」と呼ばれています。

近代のオーディオは、長いあいだ揺れを取り除くことに力を注いできました。より正確に、より無色に、より静かに。けれど揺れを削ぎ落としきった音は、しばしば人の呼吸から遠ざかってしまいます。

わたしたちは、消さないことを選びました。

YURAGI AUDIO がめざすのは、測定値の頂点ではありません。聴き手の身体がゆるみ、時間の輪郭がやわらぐこと。その一点にむけて、素材を選び、回路を描き、箱を削っています。

Three Credos

三つの、拠りどころ。

間(ま)

音のあいだにある沈黙を、音と同じだけ大切に扱います。鳴らさない時間の質が、鳴る音の深さを決めると考えています。

響(ひびき)

部屋も、木も、空気も、すべてが楽器です。機器だけで完結させず、置かれる場所とともに鳴ることを前提に設計します。

経(けい)

使うほどに深くなる素材を選びます。買った日が頂点ではなく、十年後にいちばん良い音であること。それが本当の性能です。

Craft

手のはやさで、つくる。

量産の速度に合わせて設計を歪めることはしません。ひとつひとつの筐体は、木目を見て、鳴りを聴いて、削る量を変えています。同じ図面から生まれても、まったく同じものにはならない。それを欠点だとは思っていません。

素材

経年で表情を変える無垢材と、共振を殺しすぎない金属を組み合わせます。仕上げは、手で触れたときの温度を基準に選びます。

回路

部品点数を増やして数値を追うより、信号の通り道を短く保つことを優先します。省くための設計に、いちばん時間をかけます。

試聴

測定器の後に、必ず生活の音量で聴きます。夜、静かな部屋で心地よくないものは、どんな数値でも世に出しません。

修理

直せる構造で設計します。交換部品と手順を長く保つことは、音づくりと同じくらい重要な仕事だと考えています。

揺れているものだけが、
生きている。

正確さの先にある、あいまいさへ。
わたしたちは、これからも揺らぎつづけます。

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